今回は建てられてから2年を経過したB様宅を訪問しました。
いつも明るいB様ご夫妻が迎えてくださいました。
B邸(宮古市) | |
---|---|
工 法: | 在来木軸YGパネル工法 2階建 |
延床面積: | 183.81平方メートル(55.7坪) |
竣 工: | 平成11年3月 |
マルマ「B様の所へは、いろいろな方がお越しになるかと思いますが。」
B様「ええ。いろいろな人が来ますが、大工さんなんかが来ても、みんないい家だと言っていくんですよ。窓を一枚開けておくと、家中に風が流れて、とても気持ちがいいです。マルマの専務さんの助言で、梁を高くしたんですが、開放感があって、そのせいでもないんでしょうが、来る人が空気が違うって言うんですよ。」
奥様「私は、お風呂から納戸まで、すべて来る人に見せてしまいます。」
マルマ「新しい家では、どこが一番気にいっていますか?」
奥様「納戸があるのがいいんです。古いタンスは納戸にしまっておけるから、こうして和室に家具を出しておく必要がないんです。」
マルマ「そうですね。本当に和室を広く使っていらっしゃいますね。家が新しくなると、今までの家具が合わなくなってしまうことが多いんです。かといって、捨ててしまうわけにはいかないし、やっぱり納戸があると便利ですよね。
その他にプランで良かったところはありますか?」
B様「和室にある二間の押入のうち、一間は2段の棚にしたが、もう一間はパイプを付けて洋服がかけられるようにした事ですね。とっても使い勝手がいい。とにかく建ててみてからこうすれば良かったというのが一つもない。私の予想と違っていたのは、思ったより固定資産税が上がってしまったこと位です。これば、農地を宅地にした分もあるからしょうがないですね。」
マルマ「よく『家は3回建てて初めて気にいった家になる』と言われます。また、悲しいことに逆説的な言い回しですが、『設計は、お客様の夢を一つ一つ壊していくこと』などとも言われます。夢を壊すというのは言い過ぎですが、お客様が家を建てるにあたってあれも欲しい、これも欲しいという夢を、現実的にはご予算や土地の大きさ等の制約から、すべて叶えるのが難しいという意味です。
そういった意味でも、B様の“こうすれば良かったと後で思うことが一つもない”というのは、家を建てる人には理想ですね。
家を建てるということは、単にモノ造りに終わらず、その家庭が幸福になるかどうかということにまで関わっていると考えています。シックハウスの問題もそうですが、カビが発生しやすい家で風邪をひきやすかったり、家の中の温度差によるヒートショックにより倒れたりすることがあるわけです。何より家に欠陥があると、帰って来てもやすらぎがなく、夫婦仲が悪くなったりします。」
B様「まったくその通りだと思います。この家では空気まで違うように感じるし、本当にやすらぎを感じます。」
マルマ「お家の中もきれいにされているし、お庭も本当にきれいですね。お手入れは誰がされているのですか?」
B様「二人でやっております。1年中、いろんな花が咲いております。」
マルマ「最後に家を建てるにあたっては、随分ご研究もされたかと思いますが、どのようなことで決められましたか?」
B様「住宅展示場を見に行ったり、いろいろな工務店の方の話も聞きました。マルマさんの工場や建設中の構造見学会も何度か見に行きました。家を決めるにあたっては、必ずそこの建設中の構造を見なければいけないと思います。また、公庫や登記など、面倒な手続きを一括して代行してくれるというのが良かったです。」
住まいの外観
ゆったりとした和室
収納便利な納戸
お手入れが行き届いた庭
《他のページを見る》:■お宅訪問インタビュー1へ →|■お宅訪問インタビュー3へ →